投稿規程(和文誌)
2023年4月1日改定
投 稿 規 程
1. 聖マリアンナ医科大学雑誌(以下,本誌)への投稿に際し,著者の条件として,次の4つの基準を満たすことが求められる。
① 論文の構想やデザイン,あるいは研究のデータ取得,分析,解釈に実質的に貢献していること。
② 科学的に重要な内容について草稿を作成したり,批判的に改訂したりしていること。
③ 最終版の原稿の出版を承認していること。
④ 論文に関する全てに責任を負い,あらゆる側面について適切に説明できること。
上記4つの基準を全て満たした研究貢献者を,全員著者とする。
なお,4つの基準を全て満たしていない研究貢献者は著者とせず,謝辞に記載するか,「参加研究者」等のセクションを設けて記載する。
2. 本誌への投稿は,聖マリアンナ医科大学医学会の正会員または準会員である責任著者が行うものとする。また,責任著者は,当年度会費(院生の場合は4年分)を納入済みである。
3. 責任著者が準会員である場合,共著者に正会員が含まれる。
4. 本誌は,和文および英文の原著,総説,症例報告,短報,医学講座,C.P.C.,雑報,トピックスのほか学会・講演抄録,学会記事等を掲載する。本誌に掲載された論文の著作権は聖マリアンナ医科大学医学会に帰属する。なお,提出論文と同一内容の論文が他誌に掲載または同時投稿されていないこと。
5. 本誌は,本誌投稿時までにプレプリントサーバーで公開した論文に対し,その投稿を受け付ける。
著者は,本誌投稿時に,プレプリントサーバーでの公開の有無を本誌に伝える。プレプリントサーバーでの公開が有る場合は,当該論文のdoi等を本誌に提出する。
本誌の査読で指摘を受け修正した原稿,および本誌で受理された原稿の,プレプリントサーバー上での公開を不可とする。
本誌で出版した原稿へのリンク(および補足資料がある場合は当該論文が掲載された号のサイトのリンク)を,プレプリントサーバー上の論文に掲載することを推奨する。
6. 責任著者は,提出論文に不正行為(実験データの改ざん,盗用,捏造,剽窃等)がないことを保証するために,「誓約書」および「iThenticate(論文類似性チェックツール)による検証結果」を提出する。
7. 1) 和文および英文の総説,原著,症例報告,短報,医学講座,C.P.C.は,当該論文の利益相反の有無に関する一文を論文の末尾の前に明記する。
2) 当該論文の利益相反の有無に拘わらず,共著者を含めて全著者は,医学雑誌編集者国際委員会(International Committee of Medical Journal Editors, ICMJE)の「利益相反開示報告書(Disclosure of Potential Conflicts of Interest)」を提出する。
〔「利益相反開示報告書」は医学会WEBサイトよりダウンロードし,提出すること。
【参考】 “ICMJE Conflicts of Interest” URL: http://www.icmje.org/conflicts-of-interest/〕
8. 臨床研究・疫学研究については,所属機関または研究実施機関の生命倫理委員会またはこれに相当する委員会による審査・承認の必要なものは,その承認を得た研究とし,論文中にその承認番号を記載する。
9. 遺伝子組換え実験による研究については,研究実施機関の遺伝子組換え実験安全委員会またはこれに相当する委員会による承認を得た研究とし,論文中にその承認番号を記載する。
10. 一般の動物実験については,所属機関または所属学会等が定める動物実験のガイドライン等に従った研究とし,論文中にその旨を記載する。
11. 原稿の採否,掲載順,印刷の様式等は編集委員会が決定する。原著,総説,症例報告および短報の採否は,原則2人の査読者の意見を参考にして,編集委員会が決定する。ただし,原著,総説,症例報告または短報以外の編集委員会依頼原稿はこの限りでない。投稿から採否決定までの過程において,体裁,長さ,文体等を含め,責任著者に改訂を求めることがある。
12. 投稿論文は,採用の決定が行われた日を受理日とし,受理日以降は内容の変更は認めない。また,採用決定後の校正は,初校,再校ともに責任著者による校正とし,校正は指定の日までに返送するものとする。校正に際しては,原則として誤植以外の訂正,削除,挿入は許されない。明らかな過誤等による訂正については,編集委員会の許可を得て行う。
13. 掲載料は,刷上り総説6 頁,原著6頁,症例報告4頁,短報3頁,その他3頁以内を無料とする。これを超える分の実費は著者の負担とする。ただし,依頼原稿はこの限りではない。
14. 投稿時に,英文論文または和文論文の英文抄録に対する「英文校閲証明書」を提出する。
15. 他の医学雑誌等から図表を転載する場合は,権利者から許諾を得ており,許諾書(任意)を提出し,図表の説明に出典を明記する。
16. 論文の投稿は,責任著者がオンライン投稿システム「ScholarOne ManuscriptsTM」で行い,投稿要領に従う。
なお,投稿にあたっては,本規程の他に執筆要領および投稿要領を医学会WEBサイトで確認のこと。
執 筆 要 領
Ⅰ . 一 般 的 注 意
1. 原稿は,A4 用紙に横書きとし,頁番号および行番号を記載する。フォントは,和文原稿が明朝体,英文原稿がTimes等の標準的なフォントを使用し,サイズはいずれも12ポイント程度とする。
また,和文原稿の場合は,各頁に600字~700字程度,英文原稿の場合は,各頁に1100字~1300字程度,ダブルスペースで記載する。
2. 原著,総説,症例報告および短報は,300 語以内の英文抄録と600 字以内の和文抄録を付す。
Ⅱ . 体 裁
1. 標題頁は,次の順序で構成される。
1)論文の種類
2)標題(和文および英文)
3)著者全員の姓名(和文および英文。和文では,全ての著者名に,ふりがなを付ける)
4)著者全員の所属(和文および英文。所属が一つの場合,数字番号は必要ない)
5)責任著者の姓名(和文および英文)
6)責任著者の連絡先(和文および英文)
(郵便番号/住所/所属/電話番号/内線・PHS/メールアドレス)
7)キーワード(和文および英文)
8)ランニングタイトル(和文)
9)著者の役割(和文)
各著者をイニシャルで示し,その役割を具体的に記述すること。
(記載例)研究の構想・デザイン,実験データの取得・分析・解釈,論文原稿の作成・修正,等
2. 原著は,通常次の順番に構成される。
1)標題頁
2)抄録(Abstract)
※原著,総説,症例報告および短報は,英文抄録も付す。
3)緒言(Introduction)
4)材料および方法(Materials and Methods)
5)結果(Results)
6)考察(Discussion)
7)結語(Conclusion)※1
8)引用文献(References)
9)謝辞(Acknowledgments)※1
10)財源支援(Financial Support)
11)著者の役割(Author Contribution)※2
12)利益相反(Conflicts of Interest)
13)図の説明(Figure Legends)
14)補足情報(Supplementary Information)※1
15)図(Figures)
16)表(Tables)
17)補足資料(Supplementary Materials)※1
※1 結語,謝辞,補足情報,補足資料は,必要なければ省く。
※2 著者の役割は,標題頁のみに記載すること。
著者の役割は,論文掲載の段階で上記11)の位置に挿入され,標題頁からは削除される。
3. 標題 : 英文の場合は,最初の語の最初の文字は大文字,名詞,代名詞,動詞,形容詞および副詞は大文字とし,ピリオドは不要とする。
(例)Sucrose and a High-Fat Diet Enhance Visceral Fat Tissue Gain and Lipid Deposition in the Aorta of Spontaneously Hypertensive Hyperlipidemic Rats
(標題の場合,ハイフンの前の単語が独立して意味を成す場合,ハイフンの後の単語は大文字とする。)
4. 著者名(標題頁): 英文で著者が3名以上の場合は最終著者の前に“and”を入れる。
(例)Yoshiko Iwai1, Junzo Hamanishi2, Kenji Chamoto1, and Tasuku Honjo3
5. キーワード : 和文は5 語以内,英文は5words/phrases(最初の語の頭文字は大文字)以内を併記し,National Library of Medicine 発行の Medical Subjects Headings List (日本語版)によるものとする。
(例1)鉄芽球,顆粒球,悪性貧血,…
(例2)Sideroblast, granulocyte, …
6. ランニングタイトル : 和文は20 字以内,英文は50字以内とする。
7. 本文
(1)数字は,原則としてアラビア数字を用いる。
(2)単位は,国際単位系(SI)とする。
(3)略語は,初出時に正式名称と共に記載し,以降当概略語を用いる。
(4)文献は,本文中の引用順に番号をつけ,引用部位に数字番号を小文字で肩書きをする。本文中に著者名を引用する場合,「著者名1)」と記し,著者複数の場合「ら1)」とする。
(例1)横山3) によれば…………
(例2)嶋田ら4) によれば………
(例3)Hasegawa ら5) によれば………
(5)本文中の文献の上付き番号は1,▯2,▯4),1-3)とする。
※ ▯は半角スペースを意味する。
8. 文献リスト
引用した文献のみを文献リストに記載する。
(1)本文最後に一括し引用順に配列する。
(2)雑誌名の省略は,原則として和文論文は医学中央雑誌収録雑誌略名表,英文論文は Index Medicusに準拠する。
(3)著者名は3 名まではそのまま記載し,4 名を超える場合は,「他」または“et al.”と略記する。
(4)引用文献の記載は, 次の形式を用いる。なお,号数は不要とするが,文献が特定できない場合に限り号数を括弧で囲んで記載する。
雑誌
著者名.▯標題.▯誌名▯発行年;▯巻:▯頁-頁.
単行本
著者名.▯書名,▯版次,▯出版社,▯発行地,▯発行年:▯頁-頁.
単行本中の章
著者名.▯標題.▯編者,▯書名,▯版次,▯出版社,▯発行地,▯発行年:▯頁-頁.
電子ジャーナル(印刷されてなく,ページ付けがない場合)
著者名.▯標題.▯誌名▯発行年;▯巻:▯論文番号.▯doi:▯DOIコード.
オンラインドキュメント
著者名.▯サイト名.▯URL(最終閲覧日)
(雑誌記載例1)
山村行夫,山村恵彦,漆原俊一,他. 原子吸光分析による血中,尿,鉛,カドミウム,水銀測定法改良と,一般環境ならびに産業環境における重金属汚染の実態に関する研究.聖マリアンナ医科大学雑誌 1972; 1: 39-52.
(雑誌記載例2)
Sanada S, Hakuno D, Higgins LJ , et al. IL-33 and ST2 comprise a critical biomechanically induced and cardioprotective signaling system. J Clin Invest 2007; 117: 1538-1549.
和雑誌で日本語読みした英字の誌名は当該誌名の後に[in Japanese]を入れる。文献リストの英文の著者名は上記のHiggins LJの語順の様にラストネーム(フルスペル)ファーストおよびミドルネームのそれぞれの頭文字(大文字)の語順とする。
(単行本記載例1)
伊藤宏.薬理学,第 4 版,英光堂,東京,1970: 189-190.
(単行本記載例2)
De Gruchy GC. Clinical haematology in medical practice, Blackwell, Oxford, 1970: 800-850.
(単行本中の章記載例1)
白木和夫.小児の肝炎・肝硬変.吉利和也監修,新内科学体系,22 巻 B,中山書店,東京,1978: 261-268.
(単行本中の章記載例2)
Nayler WG, Daly MJ. Calcium and the injured cardiac myocyte. Sperelakis N, Laragh JH▯ (eds), Physiology and Pathophysiology of the Heart, 2nd ed, Kluwer Academic Publishers, Boston, 1989: 527-540.
(電子ジャーナル(印刷されていなく,ページ付けがない場合)記載例)
Bach EJ, Menlo H. Management of Warfarin Therapy. The American Journal of Medicine
2015; 116: e6387. doi: 10.1017/S0002-9232(00)00546-2.
(オンラインドキュメント記載例1)
日本協会. 学校での運動器検診の手引き.
http://www.bjd-jp.org/medicalexamination/guide_0.html(2016年8 月16 日閲覧)
(オンラインドキュメント記載例2)
American Cancer Society. Cancer Facts 2017.
http://www.cancer.org/downloads/STT/CAF2017PW.pdf. Retrieved on March 15, 2018.
9. 財源支援(Financial Support)
全ての資金提供団体および助成金授与団体を,団体の名前と助成金の照合番号とともに明記すること。
(記載例1)本研究は,聖マリアンナ医科大学の支援により履行された。
(記載例2)本研究は,文部科学省 科学研究費助成事業 基盤研究(C)19K07926の助成を受けたものである。
(記載例3)本研究は,聖マリアンナ医科大学 学内研究助成金 2022-1の助成を受けたものである。
10. 利益相反(Conflicts of Interest)
(ない場合の記載例1)
利益相反
開示すべき利益相反はない。
(ない場合の記載例2)
Conflicts of Interest
The authors have nothing to disclose.
(ある場合の記載例1)
利益相反
聖マリ子は,本研究の遂行期間中にABC製薬会社より研究費およびYYY製薬会社より謝金を受領している。また本研究以外で,ABC製薬会社およびYYY製薬会社より研究費を受領している。聖医師は,オプジーボに対してライセンス取得済の特許権を有している。その他の著者は,開示すべき利益相反はない。
(ある場合の記載例2)
Conflicts of Interest
Mario Sei reports grants from ABC Pharmaceutical Company Limited, personal fees from YYY Pharma Incorporated, during the conduct of the study; grants from ABC Pharmaceutical Company Limited, grants from YYY Pharma Incorporated, outside the submitted work; In addition, Mario Sei has a patent Opdivo licensed. The other authors have nothing to disclose.
11. 図はdocx,xlsx,pptx,jpg,tifおよびepsフォーマット等のオリジナルファイルとして,写真の解像度は300dpi以上,線画の解像度は600dpi以上とする。画像に矢印や文字を入れる場合は埋め込み,Microsoft 社のWord やPowerPoint 等の汎用ソフトを用いて作成する。
(図の題名記載例)
Figure 1. Overall patient and graft survival rate
12. 表はdocx,xlsxおよびpptx フォーマット等のオリジナルファイルとして,いずれも画像化しない。
(表の題名記載例)
Table 1. Newly Developed Disease in Donors
13. 補足資料(Supplementary Materials)
1)以下の情報を,補足資料として掲載できる。
・補足的な図および表
・大容量のデータ(配列,スペクトル等)
・動画,音声等の印刷不可能なデータ
2)補足的な図および表は,pdf化すること。大容量のデータはcsvまたはxlsx,動画はmp4またはwmv,音声はmp3のファイル形式とすること。
なお,exe,com,shs,vbs,txt,htm,html,zip等のファイル形式は投稿不可とする。
3)著者が投稿したファイルがそのまま掲載される為,配置や文字の大きさ等の体裁に配慮すること。
4)pdf,csv,xlsxについては,各補足資料内に題名と説明を記載すること。
5)mp4,wmv,mp3については,題名と説明を記載したpdfを作成すること。これらの補足資料が複数ある場合でも,題名と説明は1つのpdf中に記載すること。
6)本文中での挿入箇所に,
補足図1(Supplementary Fig. 1の意),
補足表1(Supplementary Table 1の意),
補足資料1(Supplementary Material 1の意)等と明記すること。
7)本執筆要領 体裁 2. 14)に示した「補足情報」の項を設け,「補足資料何点あり。別添補足図1-3,補足表1-2参照。」等と記載すること。二重下線部は,補足資料の内容に応じて変更すること。
投 稿 要 領
1. 論文の投稿は,オンライン投稿システム「ScholarOne ManuscriptsTM」で行う。
論文は,標題頁,本文(標題頁なし,要旨あり,図の説明あり),図,表,要時補足資料および補足情報について,それぞれファイルを作成し,投稿WEBサイトにアップロードする。その際,システム登録する著者と論文内に記載されている著者に差異が無いこと,ファイル内の文字化け,画像の鮮明度等を確認する。
実際の投稿手順は,医学会WEBサイトおよび投稿WEBサイト上の投稿マニュアルに記載してあるので参照のこと。
投稿WEBサイト:https://igakukai.marianna-u.ac.jp/online_submission.html(聖マリアンナ医科大学医学会WEBサイト内リンクより遷移可)
カバーレター欄には,投稿論文のコンセプトを記載した編集委員長宛のカバーレターを入力またはアップロードする。
誓約書,著作権委譲書,英文校閲証明書(英文を含む場合のみ),利益相反申告書(著者全員分)およびiThenticate による検証結果をアップロードする。
2. プレプリントサーバー上で公開した論文を投稿する場合,iThenticateによる検証結果は
1) 通常通り,全ての論文を対象に施行した結果と
2) プレプリントサーバー上の当該論文を対象から抜いて施行した結果の2通りの結果をpdfで提出すること。
3. 図の番号,題名および説明を,本投稿システムの所定欄(Caption/Legend)に入力する。
4. 表の番号,題名および説明は,本投稿システムの所定欄(Caption/Legend)に入力する。
5. 補足資料の番号,題名および説明を,本投稿システムの所定欄(Caption/Legend)に入力する。
6. 補足資料は,pdfとpdf以外に分け, 各々の指定箇所にアップロードすること。
7. アップロードファイルは,半角英数字を用いてファイル名を付ける。
例)論文本文:MainDocument.docx
図:Fig1.jpg
表:Table1.xlsx
※ファイル名には特殊文字を使わず,スペースを入れないこと。
8. アップロードするファイルサイズは,すべてのファイルの合計で 20MB までとする。